1.糸つむぎ
 
  2.管巻き(くだまき)
糸つむぎは、真綿(まわた)を引っかける「つくし」という台と、つむいだ糸を入れる「おばけ」といういれものをつかう。一反(いったん)ぶんの糸をつむぐのに一人で70日ぐらいかかるぞ。   糸つむぎでボッチになったものを管(くだ)にまきとるしごと。糸がもつれないようにするために「はち」をつかって、その中に「そら豆」や「おはじき」を入れる。そうするとしごとがスムーズにできるんだ。
  3.糸あげ
 
  4.絣(かすり)しばり
管にまかれたつむぎ糸を、図のような「きぐ」にかけて綛(かせ)にしていくしごとだ。   結城紬(ゆうきつむぎ)のいちばんのとくちょうは、うつくしい絣柄(かすりがら)にあるといわれているぞ。その柄は糸のうちからそめ分けられているんだ。
  5.藍染め(あいぞめ)
 
  6.糊付け(のりづけ)
カメをつかい、職人(しょくにん)がしぼりながらくりかえしそめていく。こい色になるまでカメに10回いじょう入れる。そめるのに3日ぐらいかかるぞ。   (かすり)しぼりや染色(せんしょく)がおわった。つぎは、糊付けというしごとだ。
  7.はた巻き
 
  8.はた織り
(おさ)にとおされたたくさんの糸が、ていねいに巻かれていくぞ。   いろいろな仕事がおわって、いよいよはた織りだ。この結城紬でつかわれる織機(おりき)は1500年も前からつかわれている、日本でいちばん古いものなんだ。一反の織り上げにはへいきんで50日ぐらいかかる。なかには、3かげつぐらいかかるときもあるぞ。
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